猫の健康管理

猫のストレスの原因・症状サイン・解消方法

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猫のストレス

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猫のストレス

猫のストレスの原因

猫は、繊細でストレスを感じやすいと言われています。

またストレスを感じているのを隠すことも上手なので、飼い主さんが日常生活の中、細やかな変化を見のがさないことが大切です。

猫がストレスを感じる原因とは何があるのか以下にまとめてみました。

【猫のストレスの原因】
・トイレが汚れている(汚物がそのままの状態)
・キャットフードの変更
・柑橘類など猫の苦手となる臭いが充満している
・人間には聞こえない家電製品のノイズ
・日光浴が不十分
・餌や水が足りていない
・シャンプーする頻度が多い(猫の体を洗うこと)
・出張や旅行が多く、ペットホテルや友人宅に預けることが多い
・訪問者が多い
・多頭飼いによるストレス
・猫の留守番する頻度が多い
・騒音(工事現場や子供の泣き声など)
・触り過ぎ
・部屋にキャットタワーなどの上下運動するスペースがない
・急な部屋の模様替え
・愛情が足りていない
・室内が快適な温度でない
・避妊・去勢手術をしていない

以上が考えられる猫のストレス原因になります。

猫のストレスのサイン

猫はストレスを隠すのが上手なので、愛猫が以下のストレスサインを出していないか、見逃していないかチェックしてみましょう。

【食事】
・段ボールやティッシュなど食べ物ではない物を食べる
・食欲がなくなる

【行動】
・毛づくろいが異常に長い
・急にジャンプしたり、走り回ったりと激しく動く・攻撃的・耳を伏せている
・ずっと鳴いている
・長い間一点を見つめている
・あくびが多い
・トイレ以外の場所でオシッコをする
・トイレの回数が多い
・自分の体に傷をつけるなどの自傷行為をする

【体調の変化】
・肉球に汗をかく
・ハアハアと呼吸が荒くなる
・脈拍が高くなる
・瞳孔が大きく開く
・鼻の色が濃くなる

以上が猫の出すストレスサインです。

このサインを見逃し、放置すると次第に体調の変化がみられるようになります。

猫のストレスからくる症状

長い間、猫のストレスに気付かないでいると、以下の症状が現れてきます。

【嘔吐】
ストレスにより、免疫力が低下し、胃運動低下症になり嘔吐をする猫が多くいます。
※胃運動低下症とは食べたものが胃の運動機能の低下により胃の中にとどまり続け、胃の中に物を消化しようと胃酸が出続けることで、ゲップや嘔吐を引き起こします。

【食欲不振】
食欲不振の状態が長く続くと脱水症により下痢や嘔吐を繰り返し、肝臓機能が弱まり、肝リピドーシス(脂肪肝)と言われる病気になります。
白目・歯茎・耳の中などの皮膚が黄疸しはじめ、症状がひどい場合は入院も必要になる病気です。

【下痢・血便】
ストレスにより食べすぎや偏食(段ボールやティッシュなどの)を繰り返すことで消化不良を起こし、胃腸炎の症状を引き起こします。
症状が悪化すると下痢だけでなく血便などの症状も出ます。

【膀胱炎・血尿】
猫はストレスが原因でストレス性膀胱炎になります。
症状としては血尿・頻尿・尿が出そうで、でないなどの症状があります。
※ストレス性膀胱炎とは膀胱内で細菌感染の異常が見つからないのに、膀胱炎の症状が出ること。

【脱毛・ハゲ】
猫がハゲる理由には3つあります。

・ストレスによる興奮を落ち着かせようとし、過剰な毛づくろいで毛がなくなる。
・イライラを抑えようとして自分で毛を抜く
・ストレスで自然と毛が抜ける(人間の円形脱毛症と同じです)

以上が猫のストレスからくる症状になりますが、症状が出る前に、できるだけ早く対処してあげることが重要です。

猫のストレス解消法

猫がストレスと感じる物を取り除いてあげることが一番いいのですが、ストレスの原因が分からない場合もあると思います。

原因が分からず対処できない場合は、ストレスが発散できる替りの方法を試してみるのがいいでしょう。

猫のストレス発散は以下の方法があります。

・爪とぎグッズの用意
・隠れられる狭いスペースの用意
・キャットタワーなどの上下運動ができるスペース作り
・一緒に遊んであげる
・マタタビを与える
・毛をブラッシングしてあげる

以上が猫のストレス発散方法です。

愛猫の性格を理解した上でいろんなストレス発散方法を試してみることをおすすめします。

 



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