猫の病気

猫の腎臓病・原因・症状・余命・予防・サプリメント・フード・餌・治療費・治療方法

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猫の腎臓病



猫の腎臓病

猫が腎臓病になる原因

腎臓病には、数時間から数日という短期間に腎臓の機能が低下する「急性腎不全」と、腎臓の働きが徐々に低下する「慢性腎不全」があります。

慢性腎不全は、多くの高齢猫が患います。

急性腎不全は原因がある場所によって腎前性・腎性・腎後性に分けられます。

腎前性急性腎不全は、脱水や出血、心臓病などにより起こるもので、腎性急性腎不全は腎臓自体の障害により生じるものです。

腎後性急性腎不全は尿管・膀胱・尿道のいずれかの障害によって、尿が体外に排出されない事が原因となります。

慢性腎不全の主な原因は、加齢に伴う腎機能の低下です。6才頃から徐々に腎機能の低下が始まり、15才を過ぎると約30%の猫が慢性腎不全を患うと言われています。

細菌やウイルスによる感染症、慢性腎炎や腎臓腫瘍によって起こる場合もあります。

猫の腎臓病の症状

腎臓病の初期は殆ど症状が見られず、症状が出始めた頃には既に約75%の腎臓機能を失っています。

初期症状は水をたくさん飲み、尿の量が増える様子が見られます。その後、痩せる・便が固くなる・口臭が強くなるといった症状があり、更に進行すると嘔吐・貧血・痙攣が見られます。

猫の腎臓病の余命

腎臓病の猫の寿命は、一概にどのくらいとは言えません。

末期の腎臓病の子で数日で死に至るケースもあれば、状態が安定し数ヶ月生きる事もあります。

頻繁に点滴や注射をし、療法食やサプリメントを使うといった積極的な治療を行う事により、何年も生存出来る猫もいます。

腎臓病の早期発見、早期治療が大切で、予後に大きく影響します。



猫の腎臓病・サプリメント

食餌中のリンを制限することで慢性腎臓病の猫の寿命が伸びると言われています。

現在、リン吸着剤として数種類のサプリメントが販売されています。

猫は薬やサプリメントを飲む事を嫌がる子が多いので、獣医に相談し、飲ませやすい物を見つけましょう。

猫の腎臓病のフード・餌はどんなのがいいか

慢性腎臓病の食餌管理では、腎臓に負担をかけないようリン・ナトリウムを制限する必要があります。

タンパク質は良質なものを選ぶ必要があります。

現在は、このような栄養を考えて作られた腎臓病用のフード(療法食)が動物病院で販売されています。

いくつかのメーカーから発売されており、味や形状も様々なので、その子に合ったものを選びましょう。

猫の腎臓病予防

腎臓病は残念ながら完治する病気ではないため、予防が重要になります。

腎臓は、適度に水分を摂取し排尿回数を増やす事で保護出来ます。

猫は人と違って、予防のために自分で飲水や排尿回数を増やす事は出来ません。

飲水を促すためにも、遊んだりして適度に運動させましょう。

そして、毎日新鮮な水を用意します。

いつでも飲めるよう、数ヶ所に設置するのが理想的です。

猫によっては水にこだわりを持っており、流水やぬるま湯を好んだり、器の好みがある場合もあります。

特に陶器では良く飲む傾向があります。その子によって違うので、好みを把握しておきましょう。

猫はきれい好きなので、トイレが汚れていると排泄を我慢してしまいます。

常に清潔を保つように心掛けましょう。

また、猫の好みに合わせてトイレを置く場所や個数、砂の種類にも気を使います。

食餌は、栄養バランスが整ったフードを選びましょう。

塩分の多い煮干しやおかかには特に注意が必要です。

猫の腎臓病の治療費

腎臓病は治る病気ではないため、猫の寿命によっても、腎不全の進み具合によっても、治療費は変わります。

また、動物病院によっても料金には大きな差があります。

目安として、腎臓病の初期で療法食を使い維持する場合、食餌代が月に約4~5千円かかります。

その他、薬代で月に約5千円、通院での皮下点滴で1日約二千円、入院での点滴では1日約5千円~1万円くらい費用がかかります。

また、病気の進行状態を把握するために追加で検査をしたり、状況により飲み薬やサプリメントの使用・注射・入院する事があるため、その都度費用がかかります。

猫の腎臓病治療方法

慢性腎臓病は徐々に症状が進行するので、出来るだけ症状を緩和させ、進行を送らせる事が治療の目的となります。

食欲がある場合には腎臓病専用のフードを与える食餌療法を行います。

腎臓病の診断を受けてから専用の療法食に変える事で、診断日からの生存期間が2倍に伸びたという報告もあります。

食欲が無く脱水が見られる場合には、輪液を行い速やかに水分や電解質を補います。

身体の老廃物が血中に残り、毒素が全身を巡り危険な状態になる「尿毒症」の場合には静脈内点滴を行い、状態が落ち着いている場合には皮下点滴(皮膚の下に比較的多量の輪液を短時間に注射する事)を行います。

その他、腎臓病で起こる貧血に対し鉄剤を使用したり、血圧を下げる薬を使用しますが、その子の状態により様々な治療法があります。



 



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