犬の体調不良からくる症状

犬の鼻水について・垂れる原因・くしゃみも出てる・食欲不振・性状が黄色、緑、白い、透明・良い薬・鼻水を飛ばすのを防ぐ

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犬の鼻水について

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犬の鼻水について

犬の鼻水が垂れる原因

犬が鼻の中で炎症を起こすと、粘膜の働きにより鼻水がつくられます。鼻水が出る原因には、生理的なものと病的なものがあります。

生理的に出る鼻水は、鼻に入った異物を排出するために出るものや、気温の変化によるものがあります。

病気として考えると、以下のような様々な原因が考えられます。

・犬ジステンパーウイルス感染症
一般的によく見られる感染症で、強い伝染力を持ちます。幼犬での発生が多く、40℃の高熱が出る場合もある致死率の高い病気です。
鼻水・目ヤニ・下痢・高熱・などの症状が出ますが、酷くなると神経症状を起こすも場合もあります。

・ケンネルコフ
ブリーダーの繁殖場やペットショップなどの高密度で飼育されている犬の間で広がりやすい感染症で、正式には「犬伝染性気管気管支炎」です。
頑固な咳が特徴で、鼻水やくしゃみも出ます。

・アレルギー
アレルギー源になる物としてはほこり・花粉・食餌などがあり、犬の体質によりアレルギー反応が出る対象のものや症状が異なります。

・鼻炎
鼻腔内に発生する炎症で、様々な原因があります。
鼻の中に細菌やウイルス、異物などが侵入したときに発生しますが、その他口蓋裂やアレルギー性鼻炎などの口腔内の疾患が基になり起こることが考えられます。

・副鼻腔炎
鼻腔周辺の骨に囲まれた空洞の事を副鼻腔と言います。
副鼻腔炎は慢性の病気で、鼻炎が長く続いたときに引き起こされます。

・鼻腔狭窄
パグやシーズーなどの短頭種によく見られます。
鼻の穴と鼻腔が狭くなることにより、スムーズに呼吸できなくなり鼻から音がしたり、鼻水が出ます。
症状が重い場合はチアノーゼを起こす危険性があるので、手術の対象となります。

・鼻腔・副鼻腔の腫瘍
鼻腔と副鼻腔の腫瘍は、ダックスフントやゴールデン・レトリーバーなどの比較的鼻の長い犬種に多く発生します。
治療は腫瘍の種類によって手術や化学療法、放射線療法などを行いますが、悪性の腫瘍では予後不良となります。

・口蓋裂
口蓋裂はシーズーやチワワ、ダックスフントによく見られる病気であり、先天的なものと後天的なものがあります。
一般的には身体検査で容易に発見出来ます。
症状は、乳児期であればミルクが上手に飲めず、鼻水やくしゃみのほか発咳・成長不良・呼吸困難などがみられます。
成犬では、食餌を上手に食べる事が出来ず、誤えん性の肺炎を引き起こす場合があります。

・歯周病の影響
歯石を放置すると徐々に歯茎の中にも入り込み、更に顎の骨にまで達し骨を溶かします。
そこでたまった膿は皮膚を破り、鼻や目の下に抜けて排膿することがあります。
口の中と鼻腔が貫通すると、くしゃみや鼻水を起こします。

・口蓋裂
口蓋裂はシーズーやチワワ、ダックスフントによく見られる病気であり、先天的なものと後天的なものがあります。
一般的には身体検査で容易に発見出来ます。
乳児期であればミルクが上手に飲めず、鼻水やくしゃみのほか発咳・呼吸困難などがみられます。
成犬では、食餌を上手に食べる事が出来ず、誤えん性の肺炎を引き起こす場合があります。

犬が鼻水とくしゃみをしている

鼻水は、気温の変化によるものや、鼻の中の異物を排出するために生理的に出るものがあります。くしゃみも、人と同様一時的に出る場合があります。

しかし、鼻水とくしゃみの両方が見られる場合には、病的なものである可能性が高いと考えられます。

犬に鼻水が出てて食欲不振もある

鼻水が出ると臭いを嗅ぎにくくなることから、食欲不振になることがあります。

鼻水の原因にもよりますが、多くの場合鼻水が改善することで食欲も出ます。

また、臭いがしないことから間違えて食べ物でない物を誤食してしまう危険性があります。

犬の鼻水の性状・黄色・緑・白い・透明

生理的に出る鼻水は透明でさらさらした鼻水が出ます。

病的なものである可能性が高い鼻水の場合は、粘着性のある白や黄色・緑色の鼻水が出る事があり、量が過剰に出る・くしゃみや咳を伴う・血や膿を含むといった症状がみられることがあります。

犬の鼻水に良い薬

鼻水の原因によって使用する薬は異なりますが、ウイルスが原因の場合は抗生物質、真菌が原因の場合では抗真菌薬が投与されます。

粘りの強い鼻水では粘液溶解作用のある薬を使用することもあります。

犬が呼吸困難を示しているような場合は、吸入器を用いて鼻や喉に薬剤を噴霧し炎症を抑えます。

人の風邪薬・解熱鎮痛薬は絶対に飲ませてはいけません。

犬に飲ませた場合は出血性の胃腸炎をおこす事があり、中には死亡例もあります。

犬が鼻水を飛ばすのを防ぐ方歩

犬が鼻水を飛ばすのを防ぐには、鼻水の原因に基づいた正しい治療をすることが大切です。

病的な鼻水の場合、自然治癒する可能性は殆どないので、早目に動物病院を受診しましょう。

 



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