猫のおしっこの色~失敗を防ぐ方法まで
猫のおしっこは何色
健康な猫であれば、通常のオシッコの色は薄い黄色をしています。
猫のオシッコの色で
・透明
・白く濁っている
・赤い色やピンク色
・キラキラ光っている
が見られる場合は、何らかの病気を疑います。
オシッコの色が透明な場合は、腎臓の機能が衰えているサインです。
必要以上に体内から水分が外に出ていますので、慢性腎不全の疑いがあります。
白く濁っている場合は、糖尿病や膀胱炎の疑いがあります。
赤色や褐色をしている時は、結石や細菌が原因で尿道が炎症を起こしており、尿結石や膀胱炎の疑いがあります。
キラキラ光っている時は、尿石や結晶がまじっています。
オシッコの色が薄い黄色以外が見られた場合は、早めに獣医に相談してください。
猫のおしっこの臭いの取り方
猫のオシッコは、空気に触れると悪臭を放つフェニリンや、タンパク質の一種であるコーキシンといった成分が含まれています。
アンモニアだけではないため、一般の消臭剤だけで臭いを取りのぞくのは難しいでしょう。
猫のオシッコの成分を完全に分解しない限り臭いは残ります。
臭いを消す方法としては、
・中性洗剤を使う
・熱湯、スチームを使用する
・お酢やクエン酸を使う
をつかうと簡単に取りのぞけます。
熱湯やスチームを使うと、臭いが分解され雑菌の繁殖も防げます。
40~50度の温度で雑菌は死滅しますので、ラグやカーテンなどは熱湯をかけるだけで効果があります。
お酢やクエン酸は、アンモニア臭を分解するため、丸洗いできない壁や床に効果があります。
中性洗剤で拭きとった後に、お酢を水で薄めた雑巾を使い叩き拭きをすると臭いは取れます。
猫は、一度オシッコをした場所に戻る習性があり、人間が分からない臭いも区別できる生き物です。
衣類や布団などは、洗濯をするよりも思い切って捨てることも大切です。
猫がソファーでおしっこをするのを防ぐ
オシッコをするたびに、新しいソファーを購入するわけにはいきませんので、猫の性質を利用して防いでいく方法があります。
猫は食事、トイレ、寝床を分ける習性がありますので、ソファーにフードを置くと効果があります。
他に、
・トイレの台数を増やす
・シートを敷いて浸入させない
・人工芝生のようなトゲトゲしたものを置く
・シャカシャカと音が鳴るシートを敷く
などがあります。
また猫が苦手とする柑橘系のスプレーを使って浸入を防ぐ方法もあります。
猫はトイレのふちが汚れているだけで、排せつを拒否するほどの綺麗好きです。
トイレが汚れていたら徹底的に掃除をします。
トイレは猫の数より1台多く設置するのが基本ですが、廊下、リビング、脱衣所、玄関と各部屋に設置してみるのも効果があります。
猫が好む環境を増やすと、トイレの失敗は少なくなります。
ソファーに湯たんぽを設置して最適な寝床を作るのもオススメです。
また、シニア猫は足腰が弱く、トイレまで遠いと近くでしたがります。
場所を移動するなど対策をしてください。
猫がおしっこをトイレの外でする
猫がトイレと勘違いしていたり、臭いが残っていたりするとトイレ以外でも用をたします。
トイレが不衛生な場合は、綺麗に掃除をするか新しいトイレを増やします。
また、猫は新しい環境が苦手ですので
・新しい猫が増えた時
・インテリアが変わった時
・引っ越した時
はトイレの失敗が多くなります。
猫はオシッコの匂いに敏感で、臭いのは大の苦手です。
他の猫のオシッコにも敏感に反応しますので、新しい環境は特に注意をします。
頻繁に繰り返すようであれば、
・突発性の膀胱炎
・下部尿路疾患
・下部尿路疾患
・膀胱炎
・尿路結石
・認知症
・便秘
・猫白血病
・猫エイズ
・脳の病気
・猫風邪
などを疑います。
長時間しゃがみこんでいる、血尿をしているしている時は放置しないようにします。
近年は飼い猫の50の%が、病気によるトイレの失敗があると報告されています。
その中の80%の猫が専門家のアドバイスを受けているのが現状です。
不衛生な環境、外猫との接触、栄養不足などが原因です。
オシッコの回数が多ければ、獣医師に相談することも解決の近道になります。