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猫にシャンプー~サロンの料金~
猫にシャンプーは必要か
猫はグルーミングをしながら自分の体を清潔に保っています。
定期的なシャンプーは不要と言える生き物です。
ですが、外に自由に行き来している猫は臭いや汚れが目立ちます。
去勢をしていない猫の尿は悪臭を放ちます。
タバコを吸っている家庭は生活臭もつきやすく、グルーミングだけでは足りません。
高温多湿の日本ではノミやダニが猫に付着しやすいと言えます。
汚れが目立つ白猫や、毛が絡まりやすい長毛種はシャンプーを推奨しています。
このため猫の汚れと臭いが目立ってきた時がシャンプーの目安です。
シャンプーは猫の清潔を保つための、飼い主のマナーと考えましょう。
猫のシャンプーは人間用でもいい?
人間用のシャンプーは刺激が強すぎるので避けてください。
脱毛やフケが多く出る皮膚炎などのリスクが高くなります。
猫の皮膚は薄くてデリケートですので、人間用のシャンプーは油分がなくなり被毛はパサパサになります。
人間の髪と猫の被毛は違うものと考えて、つねに猫用のシャンプーを選んでください。
猫のシャンプーの仕方
スムーズに進めるために、シャンプーに必要なものを準備しておきます。
用意するもの
・大きめのたらい
・猫用シャンプー
・ブラシ
・吸水性の良いバスタオルタオル 2~3枚程度
・スポンジ
・ドライヤー
被毛が濡れるまで時間がかかるため、たらいがあると便利です。
シャンプー前に、猫に付着したホコリや汚れをおとすためにブラッシングをしておきます。
シャンプーの仕方
① バスタブにお湯をはっていきます
② 猫用シャンプーを溶かします
③ 猫をたらいにつけます
④ 指の腹を使い首から下に向かって洗います
⑤ 背中→腹→足→手→しっぽと洗っていきます
⑥ 肛門周りを軽く洗います
⑦ 濡らしたスポンジで顔を拭きます
⑧ シャワーヘッドを猫の体に押し付け圧力を利用してすすぎます
⑨ タオルで猫の体を拭きます
⑩ ドライヤーでしっかりと乾かします
シャワーの場合は、しっぽから少しずつ体を濡らしていきます。
猫のシャンプーは、ダニが顔に逃げないように首周りから洗います。
嫌がる場合は、バスタブの中で洗っても問題はありません。
ブラシを使って洗っても構いませんが、泡や水が目や耳の中に入らないようにします。
肛門絞りを自宅ですると悪臭を放ち猫も嫌がります。
ケガをする可能性もあるので、肛門周りが気になる場合は動物病院で処置をしてもらいます。
猫のツーシャンプーは被毛のツヤが無くなりますので、洗いすぎに気をつけてください。
猫のシャンプーおすすめ
猫用シャンプーは、無香料で殺菌効果や抗菌作用が高く、猫に優しい低刺激シャンプーを選びましょう。
・フジタ製薬 薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー 犬猫用
・キャットフォーミングシャンプー無香料
・犬猫ケトラックスペプチドシャンプー
・ジョンソントレーディングジョイペット水のいらない泡シャンプー
・ライオン商事 クイック&リッチトリートメントインシャンプー
・中野製薬 ソイックキャッツシャンプー
水を使わないシャンプーは、寒い季節にオススメです。
猫のシャンプーの頻度
短毛種は半年に1回、長毛種は1ケ月に1回を目安にします。
寒い時期は、風邪をひきやすいですので、汚れたパーツだけを洗う方法もあります。
猫がシャンプーを嫌がる
初めからシャンプー好きの猫はいませんので、子猫の時から慣らしておきます。
猫の先祖は昼と夜の寒暖差が激しい砂漠出身です。
体を濡らすと、べっとりくっついた質感になりますが、猫の被毛は乾きにくく水をはじきません。
体が濡れると体温が奪われることから、水を嫌がる傾向があります。
猫は音に敏感ですので、シャワーの音に反応していることも挙げられます。
シャワーヘッドは猫に押し付けるように洗うと大人しくなります。
成猫で嫌がる場合は、時間をかけすぎているケースが考えられます。
猫のシャンプーは、10分程度で終わらせるのが理想です。
慣れない方は、水を使わないドライシャンプーを併用してください。
猫のシャンプーが手に負えないようであればプロに任せる方法もあります。
猫のシャンプーサロンの料金
ペットショップや動物病院での料金は、
・短毛種4000~5000円前後
・長毛種5000~6000円前後が目安です。
被毛の長さや体重により料金がかわる場合があります。
オプションとして爪切り 肛門絞り、耳掃除などがあります。
サロンや動物病院でのシャンプーは、ワクチン接種をした猫が対象となります。