犬の病気

犬の心臓病の症状・薬代・心臓発作時の対処・食事内容・漢方薬の食事療法・心肥大の犬の生活

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犬の心臓病

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犬の心臓病の症状

犬の心臓病の症状は、発症初期では呼吸が早くなる・散歩を嫌がる・運動すると咳が出る・食欲が落ちる、といった症状がみられます。

重度になると、呼吸困難・チアノーゼ・喉に何か詰まったような咳をする・殆ど動かない・腹水が溜まる・失神するなどの症状が現れます。

特に呼吸困難とチアノーゼがみられる場合は非常に危険な状態で、放置すると死に至ります。

犬の心臓病の薬代

動物病院は自由診療(保険が適用されない診療)のため、病院によって料金が異なります。

また、使用する薬の種類や犬の体重によっても変わってきます。

犬の心臓病は進行性の病気のため1度症状が出ると治る事はなく、基本的には薬を飲ませ始めたら生涯飲ませ続ける事になります。

薬代は目安として、初期の心臓病の小型犬で月3,000円~と考えましょう。

動物病院によっては価格の目安を教えてもらえる場合があるので、複数の病院に電話で問い合わせて比較するのも良いでしょう。

犬が心臓発作を起こしたらどう対処すればいいの?

犬は心臓発作を起こすと、苦しさでバタバタと動きまわります。

ぶつかると危険な物が近くにあれば移動させ、安全を確保しましょう。

また、意識がもうろうとして正常な判断が出来なくなる事から、飼い主さんに咬みついてしまう可能性があるのでむやみに手を出してはいけません。

動物病院を受診した際に詳しく説明できるように、発作が起こっていた時間や様子を記録したり、余裕があれば動画で撮影しておくと診察の参考にもなります。

チアノーゼなどの重度な症状が見られる場合は、緊急で動物病院に行く必要があります。

夜中に発作が起こることもあるので、夜間救急の診療を行っている病院の情報は常に控えておきましょう。

心臓病の犬にどのような食事が良いのか悪いのか

心臓病の犬にどのような食事が良いのか悪いのか

心臓病の犬は、ナトリウム(食塩)を制限す事が大切です。

心臓の機能が低下している時に塩分の多い物を与えると飲水量が増え、それにより腹水や浮腫などが起こりやすくなります。

特にチーズ・ソーセージ・かまぼこ・食パンなどはナトリウムが多く含まれています。

また、ビタミンB群を多く含むフードを与える事も大切です。

心不全で使用する利尿剤によって、ビタミンが尿中に多く排泄される事を防いでくれます。

タウリン、カルニチンは正常な心筋の機能を維持することに役立ちます。

動物病院では心臓の健康に配慮したフード(処方食)が販売されているので、獣医さんに相談してみましょう。

心臓疾患の薬膳ドッグフード

自然の森製薬株式会社から販売されている心臓疾患の犬のための漢方薬入り「みらいのドッグフード」
心臓病及び心臓病に起因する疾患のための特別療法食です。
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心肥大の犬の生活で気をつけたいこと

初期の段階であれば散歩や運動をしてもあまり負担にはなりませんが、心肥大になると疲れやすくなり、運動や遊びを嫌がるようになります。

しかしそのような状態になっても、散歩に行く時や飼い主さんが外出する時、帰って来た時には興奮してしまいます。

そのため、飼い主さんが興奮しないように気をつけてあげる必要があります。

散歩中はゆっくり歩かせ、他の犬に会うと興奮するようであれば見せないように抱っこしたり、ルートを変えたりします。

また、長い距離の散歩や暑い日の散歩は控えましょう。

トリミングに出す場合は、必ず前もってトリマーさんに心肥大である事を伝えておきましょう。

トリミング中は爪切りや肛門腺絞りなど犬が興奮する作業を行うため、気をつけなければなりません。

今までと同じ慣れたトリマーさんにお願いしたり、動物病院に併設されたトリミングサロンを利用すると安心です。

ペットホテルに預ける場合、動物病院であれは万が一発作を起こした時にすぐ診察してもらえるので安心です。

かかりつけの病院で預かってもらえるか確認しておきましょう。

 



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