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猫が見せるポーズのそれぞれの意味

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猫が見せるポーズ

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猫が見せるポーズのそれぞれの意味

猫はそのときの感情や状態によってさまざまなポーズを見せます。基本的に強気なときは自分を大きく見せようとし、弱気なときは小さく見せようとします。猫のポーズをよく観察することで、強気なのか弱気なのか、怒っているのか怖がっているのかなどを知ることができます。

背中をまっすぐ伸ばし尻尾をだらんと垂らしている

平常心の猫が見せるポーズです。強気でも弱気でもなく、怒りや恐怖も感じてない、ごく普通の状態にあることを示しています。
家の中で暮らしている飼い猫が最もよく見せるポーズです。
これといった特徴はありませんが、大きなストレスがなく穏やかに暮らしている証拠でもあります。

お尻を高く上げ前足を伸ばし耳は横を向いている

攻撃や威圧の意味合いが強いポーズです。
自分を大きく強く見せることで優位に立ちたいという思惑があります。
怒りや興奮を感じていますが、冷静さを保てている状態です。
折り合いの悪い猫や縄張りの外からやってきた猫に対してよく行います。
ほかにもネズミや小鳥を狩るときにも見せます。
勝てるという自信がないとこのポーズを見せることはありません。

全身を高く上げつつ背筋を縮めている

強気と弱気の中間を現すポーズです。
攻撃したいけど相手の出方も気になる、「とりあえず威嚇しよう」と自分を大きく見せています。
少し窮屈なポーズになっているのは、相手が予想以上に強かったときに逃げ出せるようにするためです。
相手の出方を窺う余裕がまだあり、強い恐怖や怯えは感じていません。

腰を高くて上げて上半身は低くしている

強気と弱気が入り混じった状態を現すポーズです。
上半身と下半身の高さが異なる複雑な姿勢は、自分を大きく見せて威嚇したいけど喧嘩はしたくないという思惑によるものです。
威嚇によって相手が逃げ出せば、喧嘩をせずに勝つことができます。
親子や兄弟以外のあまり親しくない猫と出会ったときによく見せます。

頭を少し下げて体を低くしている

外敵を警戒しビクビクしていることを現すポーズです。
恐怖は感じていませんが、強気でいることができずに不安な状態であることを示しています。
ある程度の冷静さを保てていますが、展開次第では逃げようと考えています。
相手を上目遣いに見て敵意がないか観察することもあります。
家の中でも掃除機や車が発する環境音、急にザーザーと雨が降り出したりゴロッと雷が鳴ったときに見せることがあります。

頭を引いて腰を丸め体を伏せている

弱気なことを現すポーズです。
今にも逃げ出したくてそのタイミングを探しています。
自分を小さく見せることで、「弱いから攻撃しないで」と敵意がないことを意思表示しています。
さらに耳が伏せているときは恐怖によって冷静さを失っていることを示しています。
自分よりも強い猫や犬などの大きな動物に出会ったときに見せるポーズです。
完全に戦意喪失状態であり、自分から攻撃を仕掛けようなんて気はありません。
恐怖はストレスになりますから、もし飼い猫がこのポーズをよく見せる場合は、安心できる居場所を作るなどの配慮が必要です。

ほふく前進するように全身を低くしている

警戒心を露にし少しずつ恐怖が増していることを現すポーズです。
一気に近づくと怖いので、ほふく前進のように慎重に少しずつ足を進めていきます。
鳴き声や臭いはするけど相手の姿は見えない、周囲に何があるか分からないというときによく見せるポーズです。
姿勢を低くすることで相手に発見されにくくしつつ、何かあったときはいつでも逃げ出せる体勢を取っています。
この状態で外敵に出くわすと驚いて脱兎のごとく逃げ出してしまうことがあります。

背筋を伸ばして目線を下げている

目の前に攻撃対象が居ることを示すポーズです。
小鳥やネズミなどの小動物や、動くおもちゃに興味を示したときによく見せるポーズです。
下を見ているのは相手が自分より小さいからで、「軽くいたぶってやろう」という余裕があります。
このポーズを行った後、前足で攻撃したり、噛みつくなどの攻撃に出ることがあります。

前足を折りたたんで座っている

いわゆる「香箱座り」と呼ばれるポーズです。
前足を折りたたんでいるのはすぐに次の動作に移る必要がないことを示しています。
周囲を警戒することなくリラックスした状態で見せるポーズです。
人間からすれば窮屈そうですが、猫にとっても最も快適なポーズの一つです。
飼い猫がこのポーズをよく見せるということは、強いストレスがなく安心して暮らしていることを意味しています。

 



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