猫の健康管理

猫の体温・計り方・耳が熱いのはなぜ・猫の体温調節の方法・猫におすすめの体温計

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猫の体温

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猫の体温は高いの低いの?平均値は?

猫の体温は、人間より1~2度ほど高く37℃~39度です。

一定の温度を保つ生き物のため、健康な猫であれば体温はほとんど変化しません。

筋肉の量が多いと体温は高いため、若い成猫は体温が高くシニア猫は低めです。

子猫は34~37度と幅がありますが、生後1週間程度で体温を自力で保てるようになります。

猫の体温の計り方

猫の体温の計り方

猫の体温は2週間に1回ペースで体温を測り健康チェックをします。

必ず決まった時間に測るようにして下さい。

体温を測る際は、人間用の体温計を用いても構いません。

動物病院では、肛門に体温計をさし体温を計測するのが基本ですので、衛生面などを考えるとペット専用体温計があると便利です。

・肛門からの測り方
① 滑りをよくするためにワセリンを塗る
② 猫を横にして両脚をもつ
③ しっぽをあげて肛門に体温計を入れる
④ 肛門から2~3センチほど体温計を入れる
⑤ 使い終わったら水洗いをしてアルコール消毒をする

不慣れな方は2人で行うとよいでしょう。

猫が暴れる場合は、タオルでくるんで測る方法もあります。

耳専用の体温計や、赤外線センサーで測るタイプもありますが、正確性に欠けます。

この場合は、一日数回測ると良いでしょう。

先端がまがった形状で、折りたたみ可能なコンパクトな体温計が主流ですので、猫に苦痛がない体温計を選びましょう。

正確な体温を測るために、遊んだ直後、鳥などを見て興奮した時などは体温が上昇するため控えます。

ストレスがたまっている時も体温も上がります。

・急におもちゃで遊ばなくなった
・グルーミングをしない
・食欲がない
・高い所に登らなくなった
・家の隅に隠れる
・威嚇をする
などのケースはストレスを疑いましょう。

元気がない時に測ってみるなど、猫の体温は体調管理をするうえで重要です。

猫の耳の体温が熱いのはなぜ?

興奮した時は耳が熱くなり、同時に体内の熱を逃がす役目があります。

また、眠たい時も耳が熱くなります。

哺乳類は、脳の温度を下げて深い眠りに入りますが、代謝を落とすために体の体温を下げなければいけません。

猫の場合は、体温を下げるために耳から熱を放出していると考えられます。

ぐっすり寝身っている時の耳は冷たいため、耳を触って熱ければ眠たい証でしょう。

起きている時の耳は冷たいのが通常ですので、熱い場合は熱中症や猫風邪を疑いましょう。

異常なほどの暑さが続いている季節や、感染症の可能性もあります。

食欲減少、体重減少、くしゃみ、嘔吐などが見られる場合は、獣医師に相談をしましょう。

シニア猫や子猫は特に注意が必要です。

猫はどうやって体温調節しているの?

外の気温に応じて自分の体温を調節するため、暑さや寒さの対策は自分で工夫をします。

・猫の体温が高い時
・舌を出して呼吸をしている
・床にお腹をつけて横たわっている
・洗面台の中など冷たい場所で寝ている
などのケースが多いでしょう。

舌を出しながら体内の熱を逃がしていますが、猫は犬と違い回数が少ないのが特徴です。

このため、暑い季節などに舌を出して呼吸をしている場合は熱中症に気をつけましょう。

猫の体温も上がりすぎすると、体の機能が正常に働かず危険です。

体内の温度が41度を超えると命に関わる可能性が高く、43℃前後で死亡すると言われています。

このため
・呼吸が荒い
・よだれが多い
・グッタリしている
の場合は早急に獣医師に相談をしましょう。

他に、猫風邪の場合も体温が上がります。

目ヤニ、くしゃみが多い時などは猫風邪を疑い、獣医師に相談するようにしましょう。

猫の体温が低くなる原因として、外部の気温が影響する場合もあります。
・体を丸くしている
・表面の体が冷たい
・病気やケガをしている
など新陳代謝が上手く働かない時は体温が上がりにくいでしょう。

通常、猫風邪などの病気は、菌を殺すため熱があがり体温も上昇します。

ですが、体温が低い場合は、体の機能も衰えているため、菌を殺せず弱っていることを意味します。

さらに、臓器に疾患がある猫、子猫やシニア猫は抵抗力が弱い猫は、低体温症になりやすくなります。

猫の体温が34度以下になると危険ですので、湯たんぽ、猫用ベッドを用いて温めるようにします。

低体温は体力を消費するため猫に負担がかかりますので、温めた状態で早めに獣医師に相談をしましょう。

猫におすすめの体温計!

選ぶポイントは、
・ペット用であること
・水洗いができること
・先端部分が柔らかいタイプ
を選びましょう。

・サーモフレックスTF8731(動物用)
直腸から測る方におすすめ商品は、動物病院の先生も愛用しているサーモフレックス。
正確に測るため直腸を使うタイプがオススメです。

・先端が柔らかい
・最速10秒で測れる
・水洗い可能です。

・ペットの体温計、耳の温度を1秒で測定する
直腸が慣れるまでの間は、耳で測るタイプもあります。
耳に当てるだけで測れるペットの体温計です。
秒速1秒という素早く測れるところもポイントです。

・赤外線温度計タイプ
耳で測るタイプは耳の内側の穴に近い場所で測りますが、猫の耳も神経があるため嫌がる猫もいます。
このため接触せずに測れる体温計もオススメです。
表皮の温度をはかるため、正確性は欠けますが、嫌がる猫、じっとしない猫、1人で不安な飼い主向けにオススメの商品です。

 



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