シャーペイの特徴
シャーペイは、中国原産の犬種で、大きな頭部を持ちがっちりとした体格で、皮膚にはシワやたるみがある独特の風貌と舌の色が青みを帯びていることと、皮膚がザラザラしているところが特徴です。
顔の大きさに対して耳が非常に小さいところと、シワだらけの顔は、決してお世辞でも可愛いとはいえないですが、ブサカワの犬種としての印象が強く一部の愛好家に人気があります。
見た目で「シャーペイ」とわかるほどのシワだらけの伸びる皮膚には意味があり、闘犬として咬まれた際にもたるんだ皮膚と皮下脂肪で、からだに直接的なダメージがないので、有利になったそうです。
シャーペイの大きさは体高44〜51cmが標準のサイズとなります。
シャーペイがかかりやすい病気は、シャーペイ熱、眼科疾患(緑内障、逆さまつげ、眼瞼内反症など)と皮膚炎(アカラス、アトピー性皮膚炎など)、短頭気道症候群です。
シャーペイ熱は、犬種特有の病気で、遺伝子に関わる自己炎症性疾患といわれていて、熱や関節などが腫れたり様々な症状が出ることがあります。
顔もしわしわなので、目の中にばい菌が入りやすいことと、皮膚も通気性が悪く皮膚炎になりやすく、ブサカワ犬に多い呼吸器に関わる症状が出ることも多いです。
シャーペイの性格
シャーペイは、普段は一体何を考えているかわからないほど静かな性格ですが、気に入らない相手には、攻撃性を見せることがあります。
心を許した人には友好的です。
シャーペイをしつける方法
シャーペイはもともと闘犬であったことから、愛玩犬と異なりしつけが難しい犬種となります。
パワーがあるので、成犬になる前にきちんとコントロールできるようにしつけておくことが理想です。
人への飛びつきや犬同士のケンカにならないためにも子犬の頃から社会化を行い、飼い主さんの指示に従うようにトレーニングを行いましょう。
問題行動が出始めている場合には、ドッグトレーナーに相談することをおすすめします。
シャーペイの寿命
シャーペイの寿命は約8〜12歳といわれていて、他の犬種に比べると寿命が短い犬種です。
シャーペイ特有の「シャーペイ熱」など病気もあるので、シャーペイと暮らす場合は、具合が悪い、歩き方がおかしい、かかとなどからだの一部が腫れている、といった症状を見つけたら、できるだけ早く動物病院を受診することをおすすめします。
シャーペイの値段
シャーペイは、約30〜40万円で販売されているようですが、日本での飼育頭数が極めて少ないので、日本で繁殖しているブリーダーを探すのも一苦労するかもしれません。
輸入を行って飼育している場合などは、実際にかかるシャーペイの購入費用はさらに高額になります。
シャーペイの里親はどこで見つけるの?
ジャパンケネルクラブ(JKC)における2017年のシャーペイの犬種別登録頭数は、なんと5頭です。
登録頭数からもシャーペイの里親になるのは、かなり難しい条件であると考えた方がよいでしょう。
シャーペイを繁殖させているブリーダーや、保護団体、などに事前に連絡をしておき、ダメもとで気長に見つかるのを待つというスタンスでないと、見つけることは難しいです。