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猫の喧嘩とじゃれあいを見分ける方法・喧嘩する理由・止め方・怪我・仲直り・元気がない

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猫の喧嘩とじゃれあい

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猫が喧嘩しているのかじゃれあいしているのか見分ける方法

猫はスキンシップのつもりで腹を向け合うようにして絡んだり、相手の体を噛んだり蹴ったりすることがあります。

当の猫たちにとっては遊びのつもりでも、次第に動きが激しくなることもあるため、傍からは喧嘩に見えてしまいます。

では喧嘩とじゃれあいをどうやって区別すれば良いのでしょうか? まずは声で判断しましょう。

喧嘩をしている猫は「ウーウー」「ギャーギャー」「ギャオー」など、自分を強く見せて相手を威嚇するために大きな鳴き声や唸り声を発します。

大きな鳴き声や唸り声を発していない場合はじゃれあいと判断できます。次に耳と目に注目しましょう。

耳が後ろに伏せた状態は恐怖を、やや後ろ向きに鋭く立った状態は威嚇を意味しているため、喧嘩であることが分かります。

瞳孔が大きく開いた状態は怒っていることを意味しています。これも喧嘩であると判断できます。さらに牙と爪がどれくらい出ているか確認しましょう。

遊びでじゃれあっているのであれば、牙を剥き出しにしたり、爪を相手の体に食い込ませることをしないので見分けがつきます。

猫が喧嘩をする理由

猫が喧嘩をする

猫は以下のような理由で喧嘩をします。

・縄張り争い

猫は縄張り意識がとても強い動物で、お互いのテリトリーに常に神経を尖らせています。
自分の縄張りを守るため、あるいは相手の縄張りを自分のものにしたいときに喧嘩を仕掛けます。
ただし縄張り争いはオス猫が中心であり、メス猫が縄張りを巡った争いに加わることはまずありません。
室内飼いであっても窓などからよその猫を発見すると、窓越しに喧嘩になることがあります。
玄関や窓を開けた隙に外に飛び出したり、逆に外の猫が家の中に侵入することもあるため注意しましょう。

・猫同士の優劣を決めるため
猫は単独で生活する生き物ですが、全く孤立しているわけではありません。
同じ縄張りの中にはボス猫を頂点に複数の猫が生活していて、お互いの力関係をはっきりさせることで共存しています。
これは家の中で暮らしている猫であっても同じです。
家の中で暮らしていても猫の間で強さの順位が決まっています。
その順位に逆らわない限り、つまり弱い猫が強い猫に従っている限り喧嘩は起きません。
ところが猫同士の優劣がはっきりしていない場合は、喧嘩で決着をつけることがあります。
喧嘩に勝った猫は負けた猫に対して優位に立つことができます。

・メス猫を巡った争い
オス猫は発情期になるとメス猫を巡って他のオス猫と喧嘩をすることがあります。
野生の世界ではオス猫同士の争いに勝たないと、子孫を残すことができないのです。

猫の喧嘩の止め方

喧嘩で愛猫が怪我をしないように早めに止めましょう。

とはいえ下手に手を出すと、喧嘩の巻き添えになって流血の惨事になるので気をつけましょう。

取っ組み合いに発展する前の睨み合いの段階であれば、お互いの猫を引き離すことで平和に喧嘩を止めることができます。

大きな声で「ダメ!」と叱るのも効果的です。それでも効かずに取っ組み合いの大喧嘩が始ったら、手で強引に引き離すのは簡単ではありません。

大きな声を出しても興奮しているため耳に入らない状態です。

この場合は足をお互いの体の間に入れるようにして強引に引き離しましょう。

手よりも引き離す力が強く、こちらが傷を負うリスクも低いため安全です。

猫が喧嘩で怪我をしたらどうすればいいの?

愛猫が喧嘩で怪我をした際は手当てが必要です。

傷口からばい菌が入らないように水で洗ってから、ティッシュなどで止血をしましょう。

出血が多い場合は包帯で応急処置を行ってから、念のため動物病院で治療を受けましょう。

猫が喧嘩した後仲直りしますか?

喧嘩で優劣がはっきりした場合、勝った猫は堂々と振る舞い、負けた猫は相手を刺激しないように縮こまって生活するようになります。

仲直りではありませんが平穏に暮らすことができます。

一緒に暮らしている猫同士であれば、時間が経つことで少しずつ仲直りしていくのが大半です。

ただしお互いの力が互角であり、一度の喧嘩で優劣が決まらないと、何度も喧嘩を行うことがあります。

折り合いがつかないためなかなか仲直りすることができません。

同居猫同士の場合は、仲の悪い猫ができるだけ一緒にならないように、寝る場所、食事、トイレを別々にする必要があります。

猫が喧嘩した後元気がない時は病院へ連れて行った方がいいですか?

喧嘩の後に元気がない原因として考えられるのは、体力の消耗、怪我、感染症です。

ほとんどの場合、ぐったりしていてもしばらく休むことで元気になります。

怖いのが病気持ちの猫に引っかかれたり噛みつかれたことが原因で感染する病気です。

大きな怪我がなくても異変を感じたらすぐに動物病院を受診してください。

 



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