ブルテリアの特徴
ブルテリアといえば、大きな白い顔に立った耳、マズルはのっぺりと長く、目は小さめという独特な風貌をしているところが特徴の犬種です。
顔や耳に斑や模様がある犬もいますが、模様がない犬もいます。人気があるのは顔にアイパンチと呼ばれる模様の入った個体です。
JKC(ジャパンケネルクラブ)では、ブルテリアについて体高と体重のサイズの基準はありません。
しかし、一般的には大きさは体高が50〜55cm程度、体重は約9〜22kgの中型犬の分類となります。
ただし、個体によっては、小さなブルテリアもいれば大きなブルテリアもいます。
どのサイズのブルテリアでも。からだは力強い筋肉質でがっちりしているところが特徴です。
(※JKCでは、ミニチュアブルテリアについては、体高35.5cmまでの大きさの基準を設定しています。)
かかりやすい病気としては、水晶体脱臼、肝硬変、心臓病、聴覚障害、慢性皮膚炎などがあり、個体数が少ないため、近親交配により遺伝性疾患が多い傾向にあります。
ブルテリアの性格
ブルテリアの性格は、元気一杯に遊び、飼い主さんが大好きなところがありますが、警戒心や攻撃性もあり、飼い主以外の人に唸る、噛み付くといった攻撃をみせることもあります。
かつて闘犬として飼われていたため、性格が強く頑固で、気性が荒いところがあるため、しつけを怠ると、事故を起こしたり、問題行動を起こす原因となるので、子犬のうちから穏やかに育てることが大切です。
ブルテリアをしつける方法
闘犬時代の名残から、噛んだものを離さないという本能が強く出ることがあるので、噛み癖が出ないように、子犬の頃から甘噛みをやめさせるしつけておくことをおすすめします。
他には、犬同士の遊びが苦手な場合もあるので、犬が集まる場所では、ケンカにならないように飼い主さんが注意をしなければなりません。
しつけと共に、飼い主さんと愛犬との信頼関係の構築が、ブルテリアとの生活には大切なこととなります。
ブルテリアの寿命
ブルテリアの寿命は、10〜14歳程度です。ブルテリアには、先天性の疾患を抱えて生まれてくる個体あり、直接的な原因でなくても、聴覚障害や眼科疾患、心臓病などの発症によって、生活が不自由になることも考えられます。
このため、ブルテリアについては、気になる様子があった場合だけでなく、定期的な健康チェックや体調管理をしっかり行うことが必要です。
ブルテリアの値段
ブルテリアの子犬は約20〜30万円程度で販売されていますが、個体数が少ないので、ペットショップでよく見かける犬種ではありません。
このため、ブルテリアを繁殖している専門のブリーダーから、子犬を購入する必要があるでしょう。
ブルテリアの顔の模様(アイパンチ)が、目の周りにキレイに入った子犬は、非常に人気があるため、通常のブルテリア子犬の値段よりも高額な傾向があります。
ブルテリアの里親はどこで見つけるの?
ブルテリアの里親になりたい場合は、愛護センターやレスキュー団体を通して巡り会う場合もありますが、すぐに見つかることは難しいと考えてください。
ブルテリアは日本国内でも飼育頭数が少ないので、里親募集が少ない現状があります。
インターネットを使ってブルテリアの里親情報を探すことができますが、攻撃性などの問題や疾患を抱えている可能性もあるので、可愛いからという理由だけでブルテリアを選ぶことはおすすめしません。
しっかりと犬種の特性を理解してからブルテリアを里親として迎えましょう。