猫の病気

猫の糖尿病の原因と症状・食事・余命・治るのか・治療費

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猫 糖尿病




猫が糖尿病になると

猫の糖尿病の原因

猫の糖尿病は、インスリンが出る量が不足すること、もしくはインスリンは正常に出ていても身体が反応せず、血液中にブドウ糖がたまり高血糖の状態になることが原因となります。

肥満・感染症・膵炎・ストレスなどにより引き起こされます。

中年齢以降に多く見られ特に7才頃から起こりやすく発症のピークは10~13才頃とされていますが、若齢で発症することもあります。

避妊済のメスと比べ去勢済のオスの方が発症率が1.5~2倍高いと言われています。

猫の糖尿病の症状

猫 糖尿病

糖尿病ではインスリンの作用の欠乏もしくは減弱による高血糖が原因で、尿中に糖が漏れ出します。その際に尿量が増え、脱水が起こるため水を多く飲む様子が見られます。

また、初期には食欲は出るのに徐々に痩せてくるといった症状が見られます。

毛艶が悪くなることもあります。

症状が進行すると血液中にケトン体という物質が溜まることで元気消失や食欲低下・下痢・嘔吐などの消化器症状を引き起こすこともあり、最悪の場合意識障害や昏睡など重度の症状に至ります。

この症状が進行した状態をケトアシドーシスと言います。

高血糖状態が長期に渡ると後足の麻痺などの合併症を引き起こします。

ケトアシドーシスは初診の糖尿病で多くみられますが、維持期の糖尿病で飼い主さんが突然インスリン投与をやめることで起こる場合もあります。




猫の糖尿病用食事

糖尿病の場合、低脂肪で高タンパク質のフードを与えます。

理想的には、糖尿病専用の療法食を与えられると良いでしょう。

ロイヤルカナンの「糖コントロール」やヒルズの「w/d」「m/d」があります。

最も大切なことは、その子が毎日決められた分量を完食出来るよう嗜好性の高い食餌を選ぶということです。

糖尿病以外に併発している病気があれば、獣医さんに相談し食餌を決定します。

猫の糖尿病は治るのか

糖尿病を一度発症してしまうと完治は困難であり、生涯付き合っていく必要があります。

飼い主さんが健康管理を行うことで、病状が進行しないようコントロールすることは可能です。

糖尿病の猫に与えてもいいおやつ

おやつを与えると血糖値を上昇させてしまう可能性があり危険です。

折角インスリンを注射で血糖値を下げていても十分な効果が得られなくなってしまいます。

食餌の時間以外に何か与えたい場合は、獣医師に相談した上で、1日に与えている糖尿病用のフードの分から少し取り分けて、それをおやつ代わりに与えましょう。

また、糖尿病用の缶詰めもあるので、普段ドライフードのみを与える子には缶詰めをトッピングすると喜ぶ子もいます。

与えるときは、電子レンジで少し温めて香りを出すなどの工夫しても良いでしょう。

猫の糖尿病の余命

糖尿病の進行具合には個体差があり、余命は一概に言えません。

また、必ずしも寿命が短くなるわけではありません。

早期に発見され治療を受ければ進行を遅らせることもでき、一般的な猫の寿命を全うすることも可能です。

ケトアシドーシスの状態がみられる場合に治療が遅れたり、治療の効果が十分に得られない場合にはわずか数日で死に至ることがあります。

猫の体調に異常を感じたら、早めに動物病院を受診することが大切になります。




糖尿病の猫の治療と治療費

インスリン療法と食餌療法が中心となります。

糖尿病性ケトアシドーシスになっている場合には、緊急の治療が必要になります。

状態としては、高血糖・脱水・電解質の異常及び肝臓でケトン体が産生しているので、これらを正すためにインスリンの投与や点滴治療が行われます。

ケトアシドーシスから離脱し食欲が戻り、目標量の食餌が摂れるようになったらインスリン注射での治療を開始します。

自宅では、食餌は原則1日2回とし、完食したことを確認し決められた分量のインスリンを皮下に注射します。

猫は同じインスリン製剤を投与しても人や犬と比較して薬の作用時間が短いです。

そのため、主に持続型インスリンであるランタスとレベミルが使用されます。

食餌を食べなかった時にインスリンの投与をすると低血糖になる危険性があるので、食べない時にインスリン注射をしてはいけません。

低血糖になると震え・ふらつき・虚脱・昏睡などが見られます。

食餌療法とインスリン投与で状態を維持しながら、定期的に血液検査を行い血糖値の変化を検査する必要があります。

治療費は主に、血液検査・療法食・インスリン注射にかかりますが、状態によっては入院費などがかかります。

初診時は2~3万円くらいかかり、その後維持期に入った後も月に2~3万円かかると考えましょう。

血液検査は、初回は全身状態を把握するするための検査が行われ5千~1万円くらいかかりますが、状態が安定し血糖値の検査だけ行う場合は1回千円程度です。

療法食はメーカーや病院によりますが、2kgのもので4500~5千円程度です。

インスリン注射は、注射液代と注射器代がかかります。

注射液は1本3500~8千円程度で、治療する子の状態などにより使用する量が違うため、購入する頻度は変わってきます。

注射器は1本80円~100円程度です。




 



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