猫の病気

猫の脱臼の症状・痛がらない・治し方・保険・手術・治療費・自然治癒・サポーター・予防・サプリメント・散歩

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猫 脱臼

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犬の脱臼について

猫の脱臼の症状

脱臼が生じた部位により異なります。

手根部や足根部の脱臼では、足首や手首が不自然に曲がり腫れます。

患部に触れると痛がり、熱く感じます。

着地可能な程度に跛行しますが十分に負荷をかけた歩行は出来ません。

肩関節の殆どは内方脱臼で、まれに外方脱臼を起こすことがあります。

肘関節は脱臼すると痛みが強く、脱臼した足は挙げたままになり地面に着くことが出来ません。

外見からも腫れがわかり、外方と内方どちらへ脱臼しているかがわかります。

これらの脱臼では頭を上下させて歩く「点頭運動」という特徴的な歩様の異常が見られます。

仙腸関節や股関節の脱臼では、歩行時に下半身にふらつきが見られたり、脱臼した側の後足を地面に着かなくなります。

地面に着いたとしても逆の足でかばったり、負荷をかけることが出来ません。股関節を脱臼した側の足は短く見えます。

猫の膝蓋骨脱臼は、内側に外れる内方脱臼が多いようです。

症状の重さはグレード1~グレード4に分類され、グレード1では無症状~激しい運動時の跛行、グレード4になると殆ど外れたままになり歩行が困難になります。

尾の付け根を脱臼すると、トイレ以外で排泄することがあります。

下顎が脱臼すると、口が半開きになり閉じることが出来なくなります。

涎を垂らしたり食餌を飲み込めなくなります。

猫が脱臼しても痛がらない

猫 脱臼

猫は脱臼しても痛がらないことも多いです。

歩き方に異常が見られたり、ふらついたり、足に腫れや熱があれば、痛がる様子が見られなくても脱臼している可能性があるので動物病院を受診しましょう。

猫の脱臼の治し方

まずは触診やレントゲン検査により脱臼した部位や程度を確認します。

基本的には全身麻酔下で骨や筋肉を整復しますが、猫の場合すぐに外れやすいのでギプスや副木を使った固定も同時に行われます。

程度によっては外科手術が必要になることもあります。

猫の脱臼は自然治癒する?

脱臼した状態で何もせず長時間経過してしまうと、脱臼した部位の周囲にある筋肉が収縮し、手での整復が困難になります。

また、 整復出来たとしても再発しやすくなってしまいます。

脱臼の疑いがある場合には、早急に動物病院で適切な治療を受けることが大切です。

猫が脱臼したら手術は必要?

脱臼の程度が軽度であれば脱臼を手で元の位置に戻すことも可能ですが、重度の脱臼では外科手術による整復が適用になることがあります。

中には脱臼だけでなく骨折や靭帯の損傷を併発していることもあり、そちらの手術が必要になるケースもあります。

猫が脱臼した時の治療費

脱臼の部位や程度にもよりますが、手で整復する場合でも全身麻酔やレントゲン検査が必要になり最低1~2万円はかかると考えられます。

手術が必要な場合には、術前検査代や全身麻酔代も合わせ3~10万円くらいかかります。

術後しばらく安静に保つ必要があるため、入院管理費も1日あたり2~5千円ほどかかると考えましょう。

猫の脱臼は保険がきくの?

基本的に、保険会社との契約開始日から始まる待機期間の後に発症した脱臼の治療には保険が適用されます。

レーザー治療なども対象となりますが、目的が温熱療法等の代替医療としての使用である場合には保険対象外となります。

保険会社により保険の対象になる範囲が異なる場合があるので、保険会社に問い合わせることをお勧めします。

猫用おすすめ脱臼サポーター

脱臼後にサポーターをするケースはあまりありません。

サポーターを付けても猫は身体が柔軟なため外れてしまったり、非常にストレスを抱えることが考えられます。

猫用の脱臼予防サプリメント

基本的には栄養バランスのとれた総合栄養食を与えていれば問題ありませんが、関節の健康が気になるようであれば次の製品をお勧めします。

・関節やわらぎ酵母
関節軟骨成分の合成や再生の活性化に効果のある酒酵母や、抗炎症作用のあるラクトフェリンが含まれています。
粉末タイプなので、フードに振りかけたりして与えます。

・プロモーション
軟骨の生成に必要なグルコサミンやコラーゲンの補給に適しています。
ベーコン風味で嗜好性が高いです。
大きめの錠剤なので、砕いて食餌に混ぜてたりして与えます。

猫の脱臼と散歩について

脱臼整復後は、とにかく安静に過ごさせる必要があります。

状態が安定し獣医師から散歩の許可が出た場合には、脱臼した部位に負担がかからないよう段差の無い滑りにくい場所を選び、ゆっくり歩かせましょう。

もし途中で歩けなくなったり痛がる様子があれば、無理をせず休憩させたり家で安静に過ごさせましょう。

 



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