犬の病気

犬の貧血の原因・症状・改善方法・良い食べ物・サプリメント・歯茎の色・治療方法

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犬の貧血について



犬の貧血について

犬の貧血の原因

貧血には「再生性貧血」と「非再生性貧血」があります。

再生性貧血では赤血球は正常に産生されます。

作られた赤血球を含む血液が体内及び体外へ喪失する「失血性貧血」と体内で赤血球のみが破壊される「溶血性貧血」があります。

非再生性貧血は赤血球の産生が低下し赤血球の破壊に追い付けない状態です。

貧血を起こす原因には
免疫介在性溶血性貧血
バベシア症
ハインツ小体性溶血性貧血(タマネギ中毒)
再生不良性貧血
鉄欠乏性貧血
慢性疾患に伴う貧血
などがあります。

免疫介在性溶血性貧血は
コッカー・スパニエル
プードル
オールド・イングリッシュ・シープドッグ
などに多く見られます。

犬の貧血の症状

一般的には
可視粘膜(歯茎や舌)の退色
運動を嫌がり疲れやすくなる
呼吸数の増加
失神
沈うつ
食欲不振
などの様子が見られます。

犬の貧血の改善方法

栄養バランスの整った食餌を与え、おやつを与えていたならば中止します。

安静に過ごさせ、なるべく早く動物病院を受診しましょう。

犬の貧血に良い食べ物

血液を作る成分には鉄・ビタミンB12・葉酸などがあげられます。

これらを含むレバーや卵などを与えれば良いと考えがちですが、貧血の原因の多くは栄養不良以外の病気が関係しているため、食餌を変えても改善されない場合が多いでしょう。

原因が鉄欠乏性貧血・ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血などであれば、食餌の見直しで改善することもあります。

但し、突然食べ慣れない物を与えることで下痢や嘔吐を示し余計に体調を崩す危険性もあるので、与える物や量については獣医に相談した方が良いでょう。



犬の貧血に良いサプリメント

貧血に対し効果が期待出来るサプリメントには鉄分などが配合されており、
錠剤タイプの「ヘモテクト」
リキッドタイプの「ペットチニック」「FVCリキッド」
などがあります。

貧血が腎不全によるものであれば、身体の老廃物やリンを吸着し便と共に体外へ排出する「レンジアレン」や「ネフガード」の使用も有効です。

犬の貧血の時の歯茎の色

全体的に白っぽくなります。

白い犬などでは、歯茎だけでなく身体の皮膚も普段よりも白く見える事があります。

犬の貧血の余命

貧血の原因により様々です。

食事制限により起こる栄養不良や発情出血(生理)など、軽い貧血であれば殆ど寿命に影響はありません。

交通事故などの外傷により起こる出血や、内臓の腫瘍が破裂することなどによって起こる貧血(失血性貧血)では重症度の高いケースが多く、数時間で死に至ることがあります。

犬の貧血の治療方法

貧血の原因に合った治療が必要です。

・免疫介在性溶血性貧血
免疫を抑制するためステロイド剤を投与しますが、治療の反応が悪い場合には免疫抑制剤を使用します。
また、血栓を予防する薬剤も投与します。
治療は通常数ヶ月続ける必要があり、その間免疫力低下による感染症や薬の副作用に注意する必要があります。
この病気での輸血は副反応が多いため、あまり行われません。

・バベシア症
抗生物質の投与が中心になります。
マダニが寄生していればマダニの駆除薬も使用します。
しかし、3割以上の症例に、治療終了から1ヶ月以内に再発が見られると言われています。

・ハインツ小体性溶血性貧血
有害物質の排泄を促すための点滴や、抗酸化剤の使用、輸血などの治療を行います。

・再生不良性貧血
殆どの場合は原因不明のため治療は困難ですが、免疫が関係する場合には免疫抑制剤を使用するなど、原因が判明していればその治療を行います。
しかし、治療の反応が悪いことも多くあります。
一般的には輸血や点滴などの貧血の症状に対する治療を繰り返すことになり、延命を図ることが治療の目的となります。

・鉄欠乏性貧血
慢性失血や鉄分摂取不足などが原因となりますが、人と比べると鉄分の摂取不足が原因となることは稀です。
慢性失血を起こす病気には消化器腫瘍・膀胱腫瘍・胃潰瘍などがあるので、抗癌剤の使用や症状に合った治療を行います。

・慢性疾患に伴う貧血
慢性腎不全では食餌療法や点滴による水分補給・血圧降下剤や増血剤の投与などを行います。
慢性肝不全は原因が様々で、遺伝的なものや有害物質の摂取、ウイルスや細菌の感染が原因となることもあります。
それぞれに合った薬剤での治療や、胆汁の流れを良くする薬、肝臓病用の療法食を与えるなどの治療を行います。



 



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