犬の健康管理

犬のフケが多い原因・対処法・取り方・予防・おすすめのブラシとブラッシングの仕方

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犬のフケについて

Contents

犬のフケが多い原因

病気が原因の場合と、生活習慣により起こるものがあります。

フケが多くなる病気には脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、皮膚糸状菌症などがあります。

生活習慣が原因で見られるフケは、シャンプーの影響や乾燥などが考えられます。

犬のフケの対処法

・病気が原因の場合
脂漏性皮膚炎を起こす原因は様々で、
ホルモンの異常
食餌の影響
アレルギー
寄生虫や真菌などの感染
などがあります。
原因に合った治療がフケの対策になります。
アトピー性皮膚炎は、完治は困難ですが薬の服用や療法食を与えることで症状の改善が期待出来ます。
皮膚糸状菌症では、抗真菌剤の内服薬や外用薬の使用や薬用シャンプーでの治療を行います。

・シャンプーによる影響
正常な皮膚の犬に薬用シャンプーを使い続けたり、乾燥肌の犬に脱脂作用のあるシャンプーを使用するなど、シャンプー剤が合わないことで皮膚がダメージを受けフケが多く出ることがあります。
また、シャンプーのすすぎが不十分であったり、ドライヤーで乾燥させ過ぎてしまうなどシャンプーの方法が間違えていてフケが増える場合もあります。
フケが出るからと過度にシャンプーを行うことも更にフケを増やす原因となり得ます。

・乾燥による影響
人と同様、空気が乾燥する季節はフケが出やすくなります。室内飼育であれば加湿器を使用したり、保湿剤入りのシャンプーなどを使い肌の乾燥を防ぎます。
肌が乾燥した状態が続くと肌のバリア機能が低下し細菌感染などの肌トラブルを起こすこともあります。

犬のフケの取り方

被毛の上に出て来ている白いフケは目の細かいコーム(ノミ取り櫛)などで取ることが出来ますが、多くの場合被毛の根元や皮膚の表面にもフケがあります。

そこへスリッカーブラシなどでブラッシングを行うと、フケはどんどん浮き上がります。

フケをきれいに除去するには、身体に合ったシャンプー剤での洗浄が効果的です。

ブラシである程度フケを落としてから、シャンプーでフケをふやかして落とします。

特に、脂漏性のベタベタしたフケはコームやブラシで除去することは困難で、時間をかけてふやかしながら洗い落とす必要があります。

犬のフケを予防する方法

フケが出る原因に病気があれば、まずは病気を治療します。

フケだけを落としても、元に病気があればまたフケは再発します。

栄養バランスの良い食餌を摂ることはフケを予防する上でとても大切です。

食餌を見直すだけでフケが改善することもあります。

シャンプーは身体に合った物を使用し、すすぎでは確実にシャンプー剤を洗い流します。

流し残しを無くすコツは、高いところ(頭)から始め低い所(足先)は最後に流すということです。

特に、耳周りや脇の下、指の間はすすぎ残しやすいので念入りにすすぎましょう。

ドライヤーを使用する際には乾燥させすぎないように注意します。

また、反対に濡れたまま乾かさずに放置することで雑菌が繁殖してしまい、炎症を起こしフケが出てしまうこともあります。

タオルドライや自然乾燥だけでなく、ドライヤーを使用して乾かしましょう。

おすすめの犬のフケ用ブラシとブラッシングの仕方

フケ用のブラシという物は特に無く、使用する犬の毛量や毛の長さ、アンダーコートの有無などによりその子に合ったブラシを使用します。

トリミングサロンなどで最も使用されているブラシはスリッカーブラシです。

被毛のもつれをほぐしたりアンダーコートの除去にも優れており、万能なブラシです。

スリッカーブラシは自然に手に取ると握るように持ってしまいますが、この持ち方でブラッシングをすると力が入りすぎて犬の皮膚を傷め、擦過傷を起こしてしまいます。

背中はブラシをかけやすいため、特に擦過傷を起こしやすい場所です。

鉛筆を握る持ち方でやさしく握り、試しに自分の腕に当ててみましょう。

痛いと感じれば、犬も痛みを感じているという事になります。

力加減が難しければ、ピン先に玉のついたスリッカーを使用しても良いでしょう。

毛先から少しずつ根元まで、もつれをほぐすようにブラシをかけていきましょう。

 



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