犬の体調不良からくる症状

犬の咳の原因と薬

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犬の咳



犬の咳について

犬の咳の原因

犬の咳の原因は、感染症などの病気によるもの・気管支内の異物によるもの・胸に水が貯まることによる影響など様々なものがあります。

咳を生じる病気は、主に次のようなものがあります。

・ケンネルコフ
呼吸器の感染症で、いわゆる犬にとっての風邪です。
正式には「犬伝染性気管気管支炎」と言い、特徴的なしつこい咳をします。
微熱が出て数日間で咳が終息すれば問題ありませんが、混合感染(二種類以上の病原体に同時に感染)すると高熱が出て、肺炎へ移行する危険性があります。
空気感染するので、咳をする犬の近くにいるだけで感染する可能性があります。
ワクチンでの予防が可能な病気ですので、定期的に予防接種を受けることが大切になります。

・僧帽弁閉鎖不全症
犬の循環器疾患の約75%を占め、高齢の小型犬に多くみられます。
遺伝的な要因もあり、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルでは3~4才でほぼ半数がこの病気になるという報告があります。
心臓の僧帽弁が正しく閉じないことで左心室から左心房へ血液が逆流し、逆流する量が増加すると心臓が肥大し気管が圧迫され、咳を誘発します。
薬を使用するだけでなく、食餌は塩分を控えめする・激しい運動を控えるなど生活習慣での管理も重要になります。

・気管虚脱
本来は筒状の気管が強度を失うことで潰れ、スムーズに呼吸出来なくなる病気です。
症状が進行すると、咳やガーガーというガチョウの鳴き声のような呼吸音、咳の後に吐き気がみられます。
小型犬や肥満犬、よく吠える子も気管虚脱になりやすいと言われています。
肥満であれば減量は非常に有効です。
他にも、日常生活で興奮させないようにしたり、散歩時にはリードで気管を強く圧迫しないように注意する必要があります。

・気管支炎
ウイルス感染や煙草などの刺激物、冷気などが原因で気管支炎を発症し、慢性的な咳が2ヶ月以上続くと慢性気管支になります。
咳をすると共に、最後に喉に出て来た痰を吐き出すために嘔吐のような仕草をします。

・気管支拡張症
慢性気管支炎がさらに進行すると気管支拡張症に移行します。
最初は咳が連続的に出て、多量の膿状の痰と咳をする様子がみられます。
気管支は一度拡張してしまうと元に戻すことは困難です。
症状を緩和させたり進行を遅らせるような治療を行います。

・肺炎
肺の中に細菌やウイルスが進入することで肺に炎症が起こる病気です。
肺炎を起こすと浅く早い呼吸になり、咳や発熱、鼻水がみられることもあります。
子犬では急激に悪化することがあり最悪死に至ることもあるので特に注意が必要です。

・フィラリア症
蚊によって媒介される病気で、心臓内にフィラリアという寄生虫が寄生します。
感染すると、血液の循環が悪くなり、呼吸器や循環器、泌尿器に障害をもたらします。
フィラリアに感染してまず多くの飼い主さんが気付く症状が咳です。
咳以外にも、疲れやすい・食欲不振・呼吸困難といった症状があらわれ、重症化すると腹水・血尿・チアノーゼや栄養状態の悪化が見られます。
予防薬には、飲み薬の他首の後ろに薬剤を垂らす滴下剤・数ヶ月効果の持続する注射があります。



犬の咳の薬

ケンネルコフ
気管支炎
気管支拡張症
肺炎
などでは、抗生物質や抗菌薬を投与します。

また、咳に対する対症療法として鎮咳薬、去痰剤、気管支拡張薬を使用します。

慢性気管支炎や気管虚脱は完治することが困難なため、鎮咳剤や気管支拡張剤、去痰剤による対症療法を行います。

飲み薬だけでなく、ネブライザー(水や薬などの液体を霧状に変えて、気道内の薬液投与や加湿のために用いる吸入器具)を使用することもあります。

呼吸困難時には酸素吸入も行います。

僧帽弁閉鎖不全症では血管拡張薬、利尿薬、強心薬などを使用します。

フィラリア症では、フィラリア予防薬を数年かけて投与することにより駆除します。



 



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