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ハムスターも人になつく
ハムスターはなつくのか
ハムスターは警戒心の強い生き物で、どちらかと言うとなつきにくい動物と言えます。
また、ハムスターは犬や猫ほど知能が高くないため、自分の名前を覚えたり、芸をしたりという事は難しいです。
しかし、人に慣れてスキンシップを取る事が出来るようになります。
飼い主の事を信頼して、一緒に居て安心できる存在だと認識してくれます。
大切なのは警戒心を抱かせないという事です。
ハムスターがなつくのに性別は関係ある?
オスの性格は穏やかである場合が多いようです。
一方で、縄張り意識が強い、ケンカっぱやいといった一面もあります。
またメスに比べてストレスに弱いため、環境の変化によるストレスで病気になったり弱ったりしやすい傾向があります。
食欲旺盛なので、餌付けしやすいとも言われています。
メスは、順応性が高くストレスに強いため、ハムスター初心者におすすめです。
発情期や妊娠出産前後は警戒心が強く、気性が荒いという特徴もあります。
しかし、ハムスターの性格は多少性格に影響しますが個体差がありますので、実際にペットショップなどで様子を見て選びましょう。
人になつくハムスターの種類
・ゴールデンハムスター
人に慣れやすく、おっとりした性格です。
ハムスターの中でも飼いやすい性格と言われています。
寿命は2〜3年。体長15〜18㎝、体重120g前後。
価格は1500円程度です。
・ジャンガリアンハムスター
比較的穏やかな性格で初心者でも飼いやすい種類です。
寿命は2年程度。
体長7〜13㎝、体重30g前後と小柄です。
価格は1000円程度です。
ロボロフスキーハムスターやキャンベルハムスターは警戒心が強く、人に慣れにくいため初心者には難しいかもしれません。
ハムスターのなつく仕草・行動・サイン
ハムスターが飼い主に慣れてなついてくると、飼い主の声に反応して寄って来たり、遊びたそうに飼い主の方を見てくるようになります。
また、手のひらの上でえさを食べたり、ゆっくり毛づくろいをするようになります。
慣れていない時は、手の上で餌を与えても頬袋に入れるだけだったり、毛づくろいも慌ただしく短時間で終わらせることが多いようです。
ハムスターがなつく方法
・快適な環飼育境を整える
まずはハムスターが安心して過ごせる環境を作ってあげましょう。
ケージの広さ、床材の量、餌・水は新鮮でいつも十分に補充されているかなど、ハムスターを飼う前によく確認して準備しましょう。
清潔な環境を保つことも大切です。
また、部屋の温度は快適か、人の生活音がうるさすぎないかという点も注意が必要です。
・環境に慣れさせる
飼い始めて3日〜1週間は、直接触れないで環境に慣れさせましょう。
ケージをのぞき込み過ぎることも厳禁です。
急に知らない所に連れてこられて巣箱から引っ張り出される、なんて事されたら怖いですよね。
ハムスターが人は怖いものだとインプットしてしまわないよう、触りたくても我慢しましょう。
・飼い主のニオイを覚えてもらう
なついてもらうための第1段階は、飼い主のニオイを覚えてもらうことです。
飼い始めて数日すると、警戒心が解けてきてケージの中を探検し始めます。
そうなったら、ケージの中に手を入れて、手から餌を食べさせる事に挑戦してみましょう。
だんだん「餌をくれる人のにおい」と覚えてくれるようになります。
この時にハムスターに呼びかけながら行うと効果的です。
ただし、自分からはハムスターに触らないようにしてください。
ハムスターが自分から手に乗ってくる場合は触ってオッケーです。
餌を渡す時に、飼い主の指を噛んでしまう場合があります。目の前にあるものが何か確かめるため、もしくは飼い主を警戒しているためです。
もし噛まれても、大きな声をあげたり、振り払ったりしないように注意しましょう。
血が出る程噛まれる時は、ハムスターが飼い主を警戒して命の危険を感じている可能性があります。
その場合は、飼育環境を見直し、様子を見ながらスキンシップをはかりましょう。
・手のひらに乗せる
ハムスターの様子を見ながら、1〜2週間ほど餌の手渡しを行って慣れてきたら次のステップ。
ケージの中で手のひらに乗せてみましょう。
手の上に餌を置いておき、名前を呼びながらハムスターの前に手を差し出します。
この時も、ハムスターが自分から餌を取りにくるのを待ちます。
乗せる時は、両手で優しくハムスターをすくいあげるようにします。
手の上にいる間は指は動かさないように、またハムスターが落下する可能性があるため低い位置で手を固定しておきましょう。
慣れてきたら、ハムスターの名前を呼んで手の上に乗ってから餌を手渡してみます。
これで手の上に乗れば餌がもらえると覚えてくれます。
・撫でる
手の上に乗ってきてくれるようになったら、撫でてみましょう。
頭から背中を優しく撫でてあげます。
顔やしっぽは敏感で、嫌がったり警戒されたりしてしまうため触らないようにしましょう。
ビックリしたり噛んだりする時は、ハムスターがストレスを感じている可能性があるため、無理にスキンシップを取らないようにしましょう。
ハムスターがなつく期間
手のひらの上に乗って、撫でられるまでに1ヶ月程度かかる場合が多いようです。
個体差があるため、警戒心が強くてなかなかなつかない場合や、すぐに仲良く慣れる場合など様々です。
ハムスターのペースに合わせて、ゆっくり信頼関係を築いていきましょう。