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イングリッシュマスティフについて
イングリッシュマスティフの特徴
チベタンイングリッシュマスティフを祖先とし、とても古い歴史を持つイギリス原産の犬種。
マスティフの中では一般的であり、闘犬・番犬として使われ、闘犬が禁止されてからはショーや番犬として親しまれてきました。
筋骨隆々としたどっしり、しっかりとした体形であり、頭部は大き目。垂れ耳と太い垂れ尾であり、皮膚はたるみがあり、顔には泣き顔のように見えるしわがあります。
体高はオスが75㎝以上、メスは68㎝以上あり体重は80~86キロととても大型です。
力がとても強いため、散歩などは注意が必要です。
病気は股関節形成不全や悪性新生物などにかかりやすく、大型犬がかかりやすい胃捻転にも注意が必要です。
イングリッシュマスティフの性格
勇敢な性格で普段はとても温和。
勇敢で優しい面があり、飼い主には忠実で甘える時は甘え、家族にはとても友好的です。
しかし、他の犬との闘争心があり、他人に対しての警戒心が強いため、番犬としては最適ですが、何かのきっかけで攻撃的になると力が強いため飼い主でもコントロールできなくなる恐れがあります。
家の中で飼う時は来客などには十分に注意をすること、散歩などで他の犬とトラブルになった時のことを考え、主従関係をしっかりと教え込むことが必要です。
頭も良く、賢く、我慢強さもあるので幼犬からしつけを徹底しておくと安心です。
イングリッシュマスティフの飼い方
非常に大きな犬なのでかなりの飼育スペースが必要となります。
とてもおとなしい犬ですが何かがきっかけで攻撃的になった場合にすぐに飼い主がコントロールできるようしっかりとしたしつけも必要となります。
犬を初めて飼うという方にはおすすめ出来ません。
子犬の家からトレーナーや訓練士のもとで飼い主・犬と共に訓練を受け、主従関係をしっかりと築き、一貫性のあるしつけを心掛けることが重要となります。
適切な食事の量と良質の水を与え、散歩や広場で遊ばせるなど十分な運動量も必要となります。
イングリッシュマスティフの寿命
平均寿命は8~10歳と犬の中ではそれほど長い犬種ではありませんが適切な環境と健康管理を維持すること、かかりやすい病気に注意することで平均寿命よりも長く生きる可能性は高くなります。
胃捻転は死に至る確率を高めるので、日ごろから一度に沢山食べさせず、食後は食休みをし、すぐに運動させないなどの配慮が必要です。
イングリッシュマスティフの値段
日本では小型犬の流通量が多く、通常のペットショップでこれだけの大型犬は殆ど扱われることはありません。
ブリーダーも少ないため、価格相場は子犬で25~60万円程とかなりの高額です。
ショータイプですとさらに高いこともあります。
イングリッシュマスティフの里親はどこで見つけるの?
市役所などで開催される犬の譲渡会や動物病院での張り紙をチェックする方法やインターネットで検索して里親募集のサイトを見て、応募する方法などが挙げられます。
日本ではあまり見かけない犬種であるため里親として迎えるためには、ある程度時間がかかることを想定しておきましょう。
里親の場合は子犬から飼えることはめったになく、成犬になり様々な事情で飼えなくなった犬がほとんどですので、迎え入れた後、新しい主人として主従関係を築くにはかなりの努力と時間が必要になる可能性が高いです。
審査なども大型犬ですと条件が厳しい場合があるので応募する際にはよく確認し、条件に合っているかどうかを確認してから申し込みましょう。