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ニューファンドランドについて
ニューファンドランドの特徴
見た目が「熊」のようなニューファンドランド。
海外ではヨット、キャンプ、サーフィンに連れて行く飼い主を見かけます。
以前は、雪が降る時期は重い荷物をソリで運ぶソリ犬で、泳ぎも得意のため猟師の手伝いもしていました。
現在は、海難救助犬として活躍しています。
原産国はカナダで超大型犬の長毛種です。
体長よりも体高が長めでたくましい体格をしています。
極寒でも耐えられる水をはじく被毛で、がっちりとした手足には水かきがついているため長時間の泳ぎが得意です。
頭が大きく垂れ耳です。
鼻筋から口までが角張っていて、鼻の色が被毛と同じです。
毛色は、
・ブラック
・ホワイトブラック
・ブラウン
・グレー
があります。
被毛は水をはじく構造のため、極寒の海を泳いでも凍えることはありません。
特に気をつけたいのは大型犬特有の心臓疾患です。
・大動脈弁狭症
・拡張型心筋症
があり、年齢を問わず発症します。
進行性の場合は、発見が遅れるケースもありますので定期的に血液検査をします。
食後に運動をすると発症しやすい、胃の拡張や胃捻転にも注意してください。
被毛はダブルコートですが、放置をすると毛がからまり固まります。
怠ると、コームが通らなくなりますので、毎日、粗めのコームでブラッシングが必要です。
油っぽい被毛のため、定期的なシャンプーも必要です。
ニューファンドランドの性格
見た目とは違い穏やかで優しい性格をしています。
献身的な面もあるため、人間に尽くそうとします。
来客にもなつき、子供のいる家庭でも安心して飼育ができます。
多頭飼いや犬や小動物とも相性が良い犬種です。
依存心が強いため、飼い主の危険が迫っていると感じとると、他人を攻撃するケースがあります。
家族を守るためのヒーロー犬ですが、飼い主の側にいたがるため番犬としては向かないでしょう。
ニューファンドランドの飼い方
毛色が暗いので表情が分かりにくいですが、知能は高めです。
しつけは比較的に簡単で、必要な時だけ吠えるといった行動ができます。
室内飼育が推奨されていますが、大型犬のため大きめのベッドを必要とします。
放し飼いではなく「ハウス」を教えて、犬の居場所を確保します。
他に、
・大きめのトイレ
・シャンプー
・コーム
・ステンレス製の丈夫な食器
・チェーンタイプの首輪
などを準備しておくと役に立ちます。
散歩は１日1時間程度、確保します。
スタミナがないので、走り回るより歩く運動が向いています。
飼い主の横を歩く訓練や、歩調に合わせて歩けるように練習をしていきます。
水遊びが好きな犬種ですので、ホースで水をかけてあげるだけでも喜びます。
川辺などは放し飼いができない地域もあるため、プールで水遊びをします。
寒い国で育った名残から日本の高温多湿の環境は苦手ですので、夏場のエアコン調節は必要です。
ニューファンドランドは健康でも大量の「よだれ」を垂らす犬種とも言われています。
しかし、
・グッタリとして動かない
・歩いている時にフラフラしている
・嘔吐や下痢
・痙攣をしている時
など上記の症状が見られる場合は、熱中症の疑いもありますので体温を下げる対策をします。
また臭いを放つような場合は、歯周病が考えられますので歯磨きも怠らないようにします。
食事量は大型犬と変わりませんが、維持食費を考えると経済力がなければ飼育はできません。
ニューファンドランドの寿命
7～10年程度が目安です。
ニューファンドランドの値段
25万円前後が目安です。
子犬の場合は、30～40万円と高額です。
国内にブリーダーは存在しますが、年間でも10匹程度ほどしか生まれませんので、希少価値が高い犬種です。
ニューファンドランドの里親はどこで見つけるの？
国内では頭数が少ないため、個人輸入をする方法があります。
英語での自己紹介や、ブリーダー同士で直接交渉をしていくため難しい場合は、輸入代行業者に頼む方法もあります。
価格交渉や法的文書は翻訳されないケースがありますので注意してください。
国内の場合は、ＪＫＣと呼ばれる一般法人社団ジャパンケネルクラブという団体が存在します。
定期的にドッグショーを開催していますのでＨＰをチェックしてみてはいかがでしょうか。
